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NISA(ニーサ)とは何か?投資初心者のためのコラム

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こんにちは。

前回は iDeCoについてお話ししました。

これまで興味のなかった方には非常にわかりやすかった

と評判でしたので、今回のNISAも調べて見ましたので

前の記事と合わせて知識としてお読みいただければ幸いです。

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NISA(ニーサ)とは何か?

NISAは何なんでしょう?

こちらも何かの略っぽいですね。愛称なんでしょうか?

早速みて行きましょう。

NISA(ニーサ)とは

NISAは「NISA口座(非課税口座)」内で、

毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの

金融商品から得られる利益が非課税になる、

つまり、税金がかからなくなる制度です。

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、

これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して

約20%の税金がかかりますが、この口座を利用することで

非課税になる制度と言うことですね。

NISA(ニーサ)は何の略?

イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)

をモデルにした日本版ISAとして、

NISA(Nippon Individual Savings Account

という愛称です。

つまり、日本版個人貯蓄口座

と言う意味と捉えて問題無さそうです。

NISA(ニーサ)はいつからあるの?

NISAは2014年1月にスタートした

少額からの投資を行う方のための非課税制度です。

今から7年前なので、比較的新しい制度と言うことですね。

NISA(ニーサ)のメリット・デメリットは?

NISAを運用する上で得られるメリットやデメリットについて

具体的にみていきましょう。

メリット:利益も非課税対象

NISAは毎年の新規投資額における上限が120万円まで

とされていますが、非課税の対象となる収益には

上限が定められていません。

つまり、NISAで得られる収益が無制限に非課税となるため、

利益が多いほど本来課税されるはずの金額も多くなり、

結果として得られる恩恵もより大きくなります。

例えば、2つの口座で100万円の新規投資を行い、

一年後に150万円と200万円で売却したとします。

その場合、それぞれの譲渡益は50万円と100万円です。

NISA以外の口座では、約20%にあたる約10万円と約20万円が、

それぞれ課税分として差し引かれますが、

NISA口座なら双方共に譲渡益を全額受け取れるので

利益が出れば出るほどにその恩恵を受けられる有難い制度です。

デメリット:損益の相殺ができない

NISAでは利益が多いほどメリットも大きくなりますが、

損益の相殺ができないため、損失が発生している場合は

結果として多く税金を支払う必要があり得ます。

例えば、NISA以外の課税口座で50万円の利益が発生し、

NISA口座で50万円の損失が発生したと仮定しましょう。

この場合、損失が発生した口座がNISA以外の課税口座であったなら、

利益と損失を相殺する損益通算ができるため、税金は発生しません。

 

・NISA以外の課税対象口座:利益50万円(10万円課税)

・NISA口座:損益50万円

この場合、通常口座二つなら50万円と-50万円で相殺可能ですが、

NISAは別枠投資と捉えるので、NISA以外の口座での課税計算となり、

50万円に対する課税が必要で、NISAを利用したことで本来

支払わなくて済んだはずの税負担が増えてしまったことになります。

 

どんな人が加入可能?

条件は下記の通りです。

 

利用できる人:日本に住む20歳以上の人

非課税対象:上場株式・株式投資信託への投資から得られる譲渡益・配当金・分配金取引できる

口座:1人1口座のみ

非課税投資枠:毎年120万円を新規入金額の上限とし、最大600万円

非課税期間:最長5年間

投資可能期間:2014年~2023年

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金融庁ホームページより

NISA(ニーサ)の注意点

NISAにはどんな注意点があるんでしょうか。

ある程度知っておかないと、気軽に始めても課税対象となってしまえば

意味ないですから知識として知っておくといいかと思います。

ここでは金融庁のホームページよりご紹介します。

口座開設

・NISA口座は、1人1口座に限り開設できます。

・金融機関の変更は可能です。ただし、変更をしようとする年の9月末までに、金融機関で変更の手続きを完了する必要があります。また、その年に既にNISA口座内で金融商品の購入をしていた場合には、変更できるのは翌年の投資分からです。

・金融機関の変更をした場合には、変更前の金融機関のNISA口座では、追加の金融商品の購入ができなくなりますのでご注意ください。

非課税投資枠

・NISAで購入できる金額(非課税投資枠)は年間120万円までです。

・その年の非課税投資枠の未使用分があっても、

翌年以降に繰り越すことはできません。

口座間移動・損益通算

・NISA口座で保有している金融商品が値下がりした後に

売却するなどして損失が出た場合でも、

他の口座(一般口座や特定口座)で保有している

金融商品の配当金や売却によって得た利益との

相殺(損益通算)はできません。

・現在、NISA口座以外の口座で保有している金融商品

NISA口座に移すことはできません。

また、NISA口座で保有している金融商品を、

他の金融機関のNISA口座に移すこともできません。

非課税の対象となる配当金

・分配金・国内上場株式の配当金、ETFREITの分配金は、

証券会社を通じて受け取る場合(株式数比例配分方式を選択している場合)

のみ非課税となります。

分配金再投資とスイッチング

・NISA口座内で収益分配金の再投資やスイッチングを行う場合、

その分の非課税投資枠が必要です。収益分配金の再投資や

スイッチングは、新規購入の場合と同様に非課税投資枠を利用します。

そのため、その年の非課税投資枠を使い切っている場合、

NISA口座内での収益分配金の再投資やスイッチングはできません。

特別分配金の取扱い

投資信託の分配金のうち、元本払戻金(特別分配金)は

元本の払い戻しに相当し、利益として受け取るものではないことから、

課税口座(特定口座や一般口座)においても、そもそも非課税であり、

NISAの非課税のメリットを享受できません。

金融庁ホームページより

まとめ

NISAについて、おわかりいただけましたでしょうか?

うまく使えば金融資産として自分の資産を増やす手段の一つになり得ます。

FXや株式投資と違い、非課税なのが最初から決まってるので、その辺りを

しっかりと事前に認識した上で使えばいい制度になるでしょう。

しかし、なかなかこう言った金融知識は難しい物なので、

専門家に聞きながら購入するのも一つの手でしょう。